大型二種免許を10日・14万円で取った話 導入編

都内では桜が満開の様ですが、花粉も全開な今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

もうすぐ4月ですか・・・ 生活が変わる人も多いことでしょうし、変わらない人も多いでしょう。

新年から3か月が経ちましたが、新年に立てた目標は順調に達成しているでしょうかか??

なかなか立てた目標の為だけに時間を割き続けていくわけにも行かないのが現実でしょうし、「変える」というより「変わってしまう」人の方が多いでしょう。

新年度を迎えるにあたって、再度、新年に立てた目標にチャレンジしてみてはいかがでしょうか??

さて、今回のテーマは「大型二種免許を10日・14万円で取った話」ということで、自動車運転免許の最高峰とも称される大型二種免許を取ってきた話となります。

大型二種免許の費用は所持免許にもよりますが、調べたところによる教習所の値段や費用の相場としては以下のような感じでした。

  • 一種中型8t限定所持     →36万円~42万円
  • 一種中型(限定無し)所持  →30万円~36万円
  • 一種大型所持        →25万円~30万円

いやぁ、高いですね・・・ 値段や費用を調べて自分も驚きました。

一般的に、この免許を取得する人は仕事で使うから取得することを考えるでしょう。それでもなかなか高いので、個人の努力で取得は負担です。また会社で補助するところは数年は勤務しないと補助してくれなかったり、すぐに辞めると返金を求められたりするそうです。

また、教習所に通っている人に話を聞いたところ、これから転職先でバスの運転手をする方は仕事が始まるまでに取ってこいと言われたそうで、取り終わった金額に対してバックがあるそうです。

入口も入った後もなかなか厳しいバス業界・・・

しかし、今は定年退職する人も多く、若手を募集している所も多いようです(給料はあまりよくないらしいですが)。

既に調べられた方も多いかと思いますが、自動車運転免許取得にはハローワークの補助金制度が利用できるそうです。

しかし、その制度を利用できる教習所と利用できない教習所があるそうで、元々二種免許に対応している教習所自体も少ないのに、制度が利用できる所を探すと、同一都道府県内でも数件しかないと思います。

あっても、住まいによっては通うのに片道1時間以上とか・・・まあ、結局は金額以外にも敷居が高いようです。

「安く仕上げるなら合宿免許!」みたいな謳い文句もありますが、2~3万安いだけ(でもありがたい部分はありますが・・・)ですし、連続して1週間くらいの日数が掛かるので、時間に余裕が無いと難しいです。

リフレッシュ休暇で時間があるとか、失業中で時間があるとか、 転職までの時間があるとか、 学生なら夏休みだ~とかいうタイミングですることをオススメします。

今回、コウタが取得した方法は、これまでの免許取得の流れのまま「一発試験(一般試験が正式名称だそうです)」でした。

一発試験(一般試験)は免許センターなどと呼ばれている試験場で試験を受ける方法ですが、これが費用を安くかつ最短で仕上げる大きなポイントです!

流れとしては以下のステップを踏む必要があります。

  1. 練習環境の確認
  2. コウタの様に大型一種免許を所持していない方はまず「大型自動車仮免許」を取得する。
  3. 路上での練習をする(3か月以内に5日間以上で10時間以上)
  4. 本試験を合格するまで受験する。
  5. 合格したら、取得時講習を受講する
  6. 免許の申請と交付

それぞれを詳しく見ていきましょう。

1:練習環境の確認

これが一発試験(一般試験)にチャレンジする前に準備できるかどうか一番難易度が高い項目です。

仮免許を取得するまでは練習は義務ではないのですが、路上練習は「大型バス」に「大型二種免許を所持している者」に同乗してもらい、(指導を仰ぎながら)練習をしなければなりません。

この練習環境の準備がとても難しいのです。

大型二種免許を所持している人が親戚や友人、会社の方でいる可能性は高く、聞いて回ってみれば案外いるかもしれないです。(協力してくれるかは不明)

問題は「大型バス」の準備です。 これは試験と同じ形(サイズ)のバスで行う必要があります。 イメージしやすい形で言えば、路線バスです。(車体長さ10.5m前後)

個人で大型バスを所持している人はほとんどいないでしょうし、運送会社でもトラックはあってもバスは持っていないでしょう。

ということは、バス会社の人が業務時間の内外に、同僚に同乗してもらって練習をすることが現実であり得ることでしょう。

しかし、コウタの様にバス会社でも運送会社でもない者はどうしたらいいのか?

コウタは教習所に通いました笑

なんだよ!結局、教習所に通うのかよ! と思ったそこの貴方!

違うんです! 入校はしないでバスと教官を借りるのです!

いわゆる非公認自動車学校がそのスタイルですが、そのマイナーさから大型バスが無い場合もあります。

最近では、公認教習所でも「ペーパードライバー教習」なんていうコースを実施している教習所もあるそうです。 その名の通り、ペーパードライバーが練習する環境として準備されているのですが、一発試験(一般試験)の練習として準備されている気がしてなりません笑

まあ、名称や実態はともかく、とにかバスに同乗してもらって、のべ5日以上かつ10時間以上の路上練習ができればよいので、結果的にそれが一番早いと思います。

※ちなみに、「ペーパードライバー教習」ですので、免許が無い人は公道を運転できません。なので、「仮免試験の為の路上練習」は で き ま せ ん (だって無免許じゃん)。ワンチャンで場内のみならさせてくれるかも!?

コウタは公認教習所のペーパードライバー教習を利用しました。

そういったものが準備されていない教習所でも、問い合わせてみれば対応してくれるかもしれません。(できるだけ暇そうな所へ問い合わせることをオススメします。)

問い合わせる際には事務のお姉さん(オバチャン)は話がわからないので、詳しそうな担当者に代わってもらうのが良いと思います。 ちなみに、コウタは3件断られ、3件はOKの返答があり、その中から日程が合う教習所を選びました。

もし仮にバスを貸してくれる会社や免許を持っている人に練習の協力を頼んでも、のべ10時間を協力してもらうので、ガソリン代等の心付けというか謝礼も必要になるでしょう。

慣れない大型バスで事故なんか起こした時には相当に面倒くさいので、そういったリスクを考えると教習所が一番楽だと思います。

一発試験(一般試験)にトライしようと思ったら、この練習環境が準備できるかが勝負です。

2:大型自動車仮免許の取得

大型一種の免許を持っている方は、大型二種免許の練習の為に必要な大型の仮免許と同じような効力を持っているので、仮免許の試験は不要です。

バスで練習をする必要があるのですが、旅客運送状態ではないので一種で事足りるということです。

コウタの様に大型一種を所持していない人は、まず仮免許から取得となります。

初見では運転は難しいので、自信が無い人は先に数時間の練習をしておくことがいいと思います。

※上記の様に、「ペーパードライバー教習」では免許が無い人は路上運転させてもらえませんので、私有地などの公道でない場所で練習する必要があります。

合格点60点の実技試験に合格すれば発行されます。

そんなことを言いながらも、コウタは初見で臨みました笑

自信があったわけではなく、練習できないからそうするしかなかっただけです・・・

3:路上での練習

仮免許を取ったら3か月以内に5日・10時間以上を行う必要があります。※注:1日あたり2時間が限度。

事前にできるかを確認した練習環境で練習をして、試験場でもらったり都道府県によってはHPにアップロードされている「路上練習申告書」に記入すれば、受験資格を得ます。

虚偽記載は罰金刑等の対象となる可能性や、免許の取り消しになる可能性があるので、きちんと申告しましょう。

また、同乗者の免許番号等で同乗の資格があるか、車検証の車台番号やナンバー、人数など記入しなければならない項目で対象の車種かどうかを判定するようです。 勝手に番号を拝借したりしてもトラブルの元ですので、ちゃんとしましょう!

まあ、結局は練習をしないと車体感覚などが分かりませんので、仮にズルをして練習をしないで臨んだとしても合格は遠いままでしょう。

4:本試験

さあ、いよいよ本試験です。 場内の課題と路上試験で練習の成果を発揮して80点以上残っていれば合格です!

合格するまで諦めずに受験しましょう!

※他の種類の二種免許を持っていない人は先に学科試験があります。

コウタが使ったテキストは3つめのもの。

5:取得時講習を受講する

見事に合格したら、書類を渡されます。 その書類を持って公認教習所へ出向いて取得時講習を行う必要があります。

内容は、応急救護の方法、旅客運送に関する安全確保等についてです。

応急救護は文字通りです。 緊急時の手当や対応、人工呼吸・心臓マッサージの方法、AEDの使用方法等についての講義および実技があります。

人形を相手に人工呼吸と心臓マッサージを施したり、助けを求めたりして気恥ずかしい感じますよ笑

旅客運送に関しては、悪天候、夜間などの悪条件下でのシミュレーターや実走での危険予測とそのディスカッションです。

これらの講習が全部で12時間!! もあるので、結構大変です。

教習所でも、応急救護の日にちや学科、実技の時間が指定されたり、限られているため時間や日数がかかる可能性があります。

できれば、練習環境の確認の問い合わせや練習で通っているときに、いつ頃あるかを聞いておくのが良いと思います。

講習が終わると、修了証明書が発行されます。

6:免許の申請と交付

修了証明書など各種書類を持って免許センター(試験場)で申請をして、交付手数料を支払い、写真を取って、無事、交付されます。

コウタはこれらの課程を合計10日で行いました。 かかった日数と金額は次の通り

  • 仮免許2日(2回目で合格)(車両貸出料込試験料4050円×2)+交付手数料1150円
  • 路上練習5日 9350円×10時間=93500円
  • 本試験1日(1回で合格) 7650円
  • 取得時講習2日 (27000円を試験合格時に支払い)
  • 交付手数料 2050円

あ、交付の日を考えれば11日でしたね笑

かかった金額は139,450円です! これには試験や教習の待ち時間で飲みものや食べ物は含んでいません笑

大型二種免許の一発試験(一般試験)が一般には向かない理由は、

「練習環境の準備から難しいから!」

正直、仮免許を取って、路上練習をして、試験を受けて合格すればOKですので、やることは教習所と同じです。

確実に練習ができ(これが一番お金がかかる)、ある程度の合格の保証もある。それが費用が高い理由です。 大型一種を持っていると安くなるのは練習時間が多少短くなるからです。

コウタは趣味と実益を兼ねたチャレンジだったので、難しい方を選びました。(本当は単にお金が無かっただけです。)

しかし、結果的に教習所の半額以下で取得することができました。

教習所でチャレンジの相談や練習の最中に言われたのは、次のようなことです。

  • 二種免許の運転は思ったよりもハンドルが切れるので慣れればそんなに難しくないが、逆に前後輪の位置やハンドルの切れに慣れないと難しい。
  • 上記ができないと課題が難しい。
  • 路上試験では、飛び出してくる車や路上に止まっている車、信号、歩行者等のに対応しなければならず、それらは「運」要素が強く、コントロールが利かない。
  • 試験官によって重視する項目が違うため、それに対応できるかはわからない。

そのため、アドバイスされたのは、「一発試験(一般試験)をやると決めたら、後戻りはできないから受かるまでやるべき」ということでした。

「仮免許を取得して、路上試験まで漕ぎ着けたけどやっぱ難しいから諦めて教習所で取ることにした・・」という場合、教習課程は初めからやらないといけないので、結局1段階からとなるので全額費用が掛かります(つまり、仮免許を持っていても2段階からはできない)。

お金と時間と労力を割いて一発試験を途中までやったのに、諦めるとその分が丸々余計な出費になります。 そうなると「初めから教習所通えばよかった・・・」となるでしょう。

まあ、コウタの計算では、教習所と同じ金額になるまでには20回程度路上試験が受けられる計算だったので、教習所よりも安く取れればチャレンジ成功ということでいました。

とにかく安くしたい! チャレンジしてみたい!という人はいかがでしょうか?

平日に時間が取れる人は安く取れるかもしれませんよ!

1種だし内容が少し古い感じですが・・・無いよりは・・・なテキスト。

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