霞ヶ浦トライアスロンフェスタを見に行った時の話

もう10月ですか・・・

あと3か月もすれば年末年始、クリスマス!

 

もはや月1の更新ですが、細々とやってまいります。

 

さて、タイトル通り、9月の3連休最後に開催された「霞ヶ浦トライアスロンフェスタ」に、友人が出場するとのことで、応援にいってきました。

今までは自分が出場する側でしたから、レースの際に他人がどうなっているかは視界に入る人だけしかわからないのが常です。

(しかも大抵の場合、ハンガーノック等で意識が朦朧としてる・・・)

今回は観戦するにあたって、トライアスロンをやってみようと思っている人、既にやっている人に向けて、冷静に見るとこうだよーと色々気付いたことを書いてみようと思います。
9/23(日)の予報では曇りのち晴れ、28度まで上昇するとのことで、暑さ(日焼け)対策をして見に行きました。

実際の天候は、予想通り曇りのち晴れで、湿度も高くかなり暑かったです。

 

レースは、チャレンジ、リレー、レギュラーの部と3部構成となっており、このままの打順でスタートがずれていました。 ※詳細は大会HP参照

 

友人はチャレンジの部で出場したのですが、スイム序盤の200mも泳がない地点で早くもリタイアの方が・・・

やはり、OWSで集団で泳ぐ経験はプールでは積めないので、オーバーペースになってしまうのをどうしたらいいのか? が課題になるようです。

また、チャレンジの部でも1000mのスイムです。制限時間は十分だと思いますが、結構きつそうでした。

2周回なのに、1周回で上がろうとした人が多数www

気温が高めであったので、恐らくスタート前に熱にやられた人もいたでしょう。

スタート前、ウエットスーツはギリギリに着て、水分はできるだけ冷たいものを摂取し、できるだけ動き回らない方が良いでしょう。

また、今回はフローティングスタートではなかったのですが、水に入ったら、首や脇のすき間などから水を入れ、クーリングを積極的にしたほうが、コンディショニングに役立ちます。

 

さて、次にスイムが終わってバイクに入る所で見ていましたが、これがまた見ものでした。

何故かみんな、バイクにうまくまたがれず、スタートがなかなか切れないのです。

トランジッションエリア出口直後が坂だったということもありますが、

  • ダッシュ→ジャンピング乗車のつもりが、サドルに届かず転倒しそうになる、または股間を強打
  • クランクにビンディングシューズを固定しているスタイルだが、乗車してからシューズがなかなか履けない
  • トランジッションエリアでビンディングシューズを履いてきたが、クリートがハマらない
  • クリートを下死点ではめていて、スタートでバランスを崩したり、逆がうまくハマらない内に坂に差し掛かってしまう。
  • スタートを切るも、すぐに重いギアにシフトし過ぎてチェーン落ちやメカトラを誘発

この様な姿を、ひとりふたりではなく、何十人かいたというのが驚きでした。

きっと、焦る気持ちやタイムを無駄にしたくないという心理からでしょうけれども、結果的にうまくいっていないので、ロスの方が多いようです。

また、バイクを買ったばかりだったり、あまりトレーニングをして来なかったのかもしれません。

バイクは走りだしてしまえば、そこまで技術はいりません。しかし、乗降車は不安定な要素が多く、そこだけ何回も「練習」をする必要があると思います。

 

雑誌や教本的なものにはビンディングシューズを固定しておくのがセオリーの様に書いてありますが、それを実践するにあたってトランジションの練習はしていたのでしょうか??

練習しててもスイムの疲労も相まって、うまく行かないようです。

 

トランジッションエリアでシューズを履いて、止まって乗車、クリートをしっかりはめて、スタートを切ればそこまで時間はかかっていませんし、焦ることもないだろうと思います。

運営の問題もありましたが、バイクのスタートとゴールのラインが違っていて、戻ってきた際に位置を間違える人が複数いました。

また、ギリギリまで乗っていようと突っ込んで来たり、高い速度で飛び降りてしまったり、急ブレーキでジャックナイフしてしまう人が居ました。

バイクパートが一番危ないのでは・・・??

 

 

最後にラン。

これはあまりトラブルがあったわけではなく、むしろトライアスロンの中では比較的安全なパートの様に思います。

日差しが出てきたので、補給をもってスタートしないと危なかったかもしれません。

友人も、体の表面がヒヤッと感じたそうで・・・それ熱中症の初期症状!

 

全体的に見ると、第一回大会ということもあって、運営上の問題が多かったように思います。

それは仕方がないことかもしれませんが、もう少しうまく設定や予測ができたのではないか?と思います。

一方、参加選手自体も、レギュラーの部にいきなり出場したような方が多数見られました。特に、十分な体力・技術水準ではなく、チャレンジの部でもよかったのではないか?というような人が多く、「見栄を張ったな・・・」という感じでした。

まあ、確かに選手の心理的に「オリンピックディスタンスからが本物のトライアスロンでしょう!」というのもわかります。

運営側からすれば、「オリンピックディスタンスで開催したいけど、みんな来ないかも・・・レースの管理運営も大変だし・・・」という感じでしょう。

じゃあ、なんで部門をわけた???

 

スプリントディスタンスとオリンピックディスタンスでよかったんじゃないか??

オリンピックディスタンスの側は少し制限厳しくするとか・・・

 

本当に、ちゃんとレース企画・運営した会社などにアドバイスをもらったのでしょうか?

 

レース運営批判みたいになってしまいましたが、チャレンジした友人にはいいレースだったようです!

 

初回大会が一般には向かない理由は、

「読めないから」

 

ハプニングも楽しめる人はいいと思いますが、大抵の場合、緊張してて無事レースが運ぶ方が楽しいと思います。

3か月あればレースに出られると言われていますが、コウタ的には

「累積トレーニング日数が90日(各パート30日)」は無いと危険だと思っています。

つまり、週2でやって1年掛かると思った方が良いでしょう。

 

誰にも初めてのレースはあると思いますが、そこで事故や大けがしたりすると、自分だけでなく、他人にもつらい思いをさせますし、トライアスロンは危険だと思われたらより肩身が狭くなりそうな気がします。

 

先を読む能力と実行力は、トライアスロンにとって重要な能力ですので、是非とも身に着けて欲しいと思います。

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