柴咲コウタ式ヒルクライム法 その2

8/26は、木更津トライアスロンでしたね!

暑すぎて、バイクとランが短くなったとか・・・

去年出てからもう1年経つのか・・・と最近は季節が飛んでいくスピードが速すぎて、もはやタイムリープしている感じが否めません。

みやぞんのトライアスロンで、にわかに人気が出てくることが予想されますが・・・

片や安全の配慮をして、片や酷暑で走らせるのもどうかとおもいました。

 

台風の影響か、コウタの住んでいる地域は秋の雰囲気が出始めたな~涼しいな~なんて思っていたら、また暑さが戻ってきて、なんだかな~と思っています。

3か月後には初雪が降る頃なんてシンジラレナイ!

 

まあ、季節は涼しくなっていき、雪が降り始めたら乗れないので、トレーニングも見直して、少しずつ来期の準備を始めています。

そして、その一発目として、前回失敗した「裏山ヒルクライム」に再チャレンジしてきました。前回、最後の斜面300mの距離がきつ過ぎて(18%前後)向きを反転させて帰ってきてしまったのが心残りで、今回はインナーローをも辞さないとして臨みました。

ま、結果、拍子抜けするほどあっさりイケたんですけどね笑

 

そして、上ってる最中に、前回の記事「柴咲コウタ式ヒルクライム法」に記した方法に、新たな発見と若干の修正があったので、ちょっと追記しようかと。

 

まず、ケイデンスや速度は遅くても良いというのは前回の通りです。

筋よりも呼吸・循環系の方が回復が速いなんて言われていますが、それは呼吸循環系の強い人、いわゆる持久系のロード向きの人の話です。

ケイデンスを上げることは、筋を酷使することになり、それにより呼吸循環系に負荷が掛かるので、どちらがどうということはありません。

LT~OBLAの間の強度で、定常状態にあれば、筋の疲労と回復、呼吸・循環系の疲労と回復が釣り合っているので、どちらが回復が速いとか、疲労しやすいとは言えません。

ロードの人が言う、呼吸・循環系の方が速く回復するというのは、OBLAを超えた無気メインの領域の話だと思います。

なので、速筋タイプの人は、ケイデンス上げるとすぐにOBLAを超えてしまうので、筋も呼吸・循環系も疲労してしまうので、わざわざそこに踏み込まないように、ケイデンスが低くても、トルクがあるので、それでも良いということです。

 

姿勢に気を付けるという形が少し変化があります。

デッドリフトの姿勢というのは基本です。

しかし、斜度がきつくなるごとに、上体を伏せる必要が出てきます。

どんな感じか?というと、まさに、アタック時のダンシングみたいなフォームです。

お尻はサドルよりはるか前に浮き、ハンドルよりも頭の位置を前に出し、フラット部に胸が付くくらいのあの!姿勢!

斜度が15%以上になってくると、その姿勢も取りやすくなります。

ペダリングの上下死点も、2時と8時に位相が遅角し、昨今流行りの「スライディングボードでのフロントプランクで、脚を前後に動かす奴(クライマー腹筋?正式名がわからない)」 ←動画リンク参照 みたいな感じになってきます。

 

ふと、数号前の雑誌で、「前乗り新時代!」的な特集がありましたが、まあ、前乗りになればペダルに体重が荷重できるから、トルク増えるしそうだろうなとわかりますが、前乗りになると位相が遅角するから上下死点の効率が上がる可能性が高まるのです。

しかし、この姿勢はホビーライダーにとって筋力他の問題できついので、そのポジションを取り続けることができないと思います。

結果、大体の初心者のフォームは、シートにドカッと座れるポジションで、ステムが短く、アップライトなハンドル位置になります。

コウタが推奨していた「スクワット姿勢」は、このドカッと座るフォームをスタートとして、ハムやお尻で漕ぐ感覚を作ろうというものでした。

自転車にも慣れて、ペダリングが柔軟性や筋力を向上して、漸くシートを上げたり、ステムを長くしたりできると思います。

その頃に、前傾フォームのイメージと技術と体力を養うために、坂へ行ってみてはいかがでしょうか?

立ち乗りなので、クランク(正確にはペダル)とハンドルにしか触れませんし、シートポジションに影響されないので、姿勢が取りやすくなります。

上ハン持ったり、下ハン持ったり、上体を突っ込んだり、起こしたり、体全体を前や後ろへ動かしたり、左右に振ったり、振らなかったり・・・色々試してみると、案外、ちょうどいいところが見つかるかもしれません。

恐らくですが、ここで快適に、あるいは力強く漕げるフォームは、その位置関係が取れるポジションをシッティングのポジションに落とし込めると思います。

また、逆脚にすぐ切り替えるペダリング感覚が身につけば、比較的早くペダリング技術が習得できる可能性もあると思います。

しっかりと上体を体幹や腕回りを固定してポジションを取れることが、フォーム発見と、ペダリング技術に関係してきますので、それを考えるとケイデンスが低い(ペダルがやや重い)方が、上体や体幹が固定できていないと踏み込めないので、筋力やフォーム養成にはつながると思います。

 

ただし、平地にそのまま適用するにはちょっとした問題があります。

その理由はまた次回。

 

ヒルクライムが一般には向かない理由は、

「技術は分けたり、まとめたりしないといけないから」

 

部分でわかったり、わからなかったりするのは、別な部位の影響があるから。

上で書いた様に、踏み込もうとすると、反作用で上体が起きやすくなります。それを起きないように腕や体幹で抑え込むことができなければ踏めません。

 

そのように特定の技術を強調したり、取り出したり、分けたりして練習することを「分習法」というのですが、それをやろうとすると、他の影響があってできない事もしばしばあります。

かといって、全体を一度にやってしまう「全習法」も、結局、どこかの影響でできない事があるので、分習だろうが、全習だろうが、うまく実現できない場合は、体力的問題があることが多いです。

それぞれの技術の意識や感覚を頭に置いておいて、どこかを強調した意識や感覚を練習しなければならないので、非常に難しいのが技術トレーニングです。

しかし、やらなければ身につかないのも技術ですので、練習あるのみ!!

 

がんばって!

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