トラックレースに出場してきました!

お久しぶりです。

暑い!というか熱い!

なんなんだ! 急にこの暑さは! ここは東北だぞ!

 

そんな中、トラックレースに参加してきました。

出場予定の種目は、スプリント(200mFTT)と1KMTTでしたが、参加者の関係上、スプリントが実施されなかったので、1KMTTのみの参加になりました。

 

この日のためにピストを購入して、ローラーで程々トレーニングしました。

バンクは以前に400mトラックを走ったことがあるのですが、今回は333m(通称サンサン)。バンク角は標準的らしく、それほどでもないようですが、コーナー曲率とストレートの長さが違うので、実走をしたかったのですが・・・

梅雨の雨で事前練習が出来ず、セッティングもローラーと見通しの良い田んぼ道でのチョイ乗り確認しかできず。

DHでバンクなんかフロントがスリップダウンしそうで想像しただけでタマタマが縮み上がって胃が痛くなるくらいでした笑

 

幸運なことに? レースは午後からで、午前中は練習ができるようでしたのでそこでのセッティングを決意。

ちゃんとUCI規定が適用されるので、セオリー通りのセッティングで、

  • DH先端からBB中心距離 750mm
  • BB中心からサドル先端後退幅 50mm

を目一杯使って、その中でどれだけ下げられるか、あるいはエアロポジションを取れるか?が焦点になります。

身長は176センチなので、まあ、一般的なポジションと言えるでしょうか?

フレームサイズも標準サイズ(54)ですので、特に極端なセッティングでポジションを取らなくてもよさそうです。

 

そしたら、単純に、その範囲で、一番下げても不快ではなかったし、コントロールもでき、危険さも感じなかったので(沼にハマるのもめんどくさい)それで終了。

結果、想像以上に、DHの方が安定して、ドロップより安心感を感じられました。

 

ただ、これは独特というか、トラックの落とし穴があって、スタンディングスタートからの加速で、バンクをダンシングしながら加速するのが超怖い!

慣れればどうってことないのかもしれないけど、これがピストで初レースやぞ!

練習でもレースでも落車したくない! という気持ちもあり、でもできないとスピードが乗らない・・・

 

妥協した結果が、通称:シッティング・ダンシング(勝手に命名)で座らない立たないの中途半端スタイルで攻める(しかなかった)。

ま、結果は平凡な79秒7台。

 

直前の練習でギアも軽く感じたので、重くしたら重すぎたwww

ダメですね。

 

それらの影響を排除しても、以下の体力養成ができていませんでした。

  1. 無気的キャパシティーの不足
  2. 筋持久力の不足

単純に言えば、無気的トレーニングの不足でした。

 

まあ、それもそのはず、レースに出ると決めてから時間がないため、無気をやっても体調を崩すことと、思ったよりもパフォーマンスが上がらないことがわかりきっていたので、有気とウエイトしかやらないと決めていたので、80秒を切るに留まるだろうと割り切っていました。

上記の失敗があったにも関わらず、このタイムは、あと2秒くらい速かったかもしれないと考えてもいいかもしれません。

(当然、出ていないので、あくまで希望的観測ですが。)

 

無気的能力を養成するのは、容易ではありません。

ロードでやりゃいいじゃん? とかお思いでしょうが、なんか違うこともわかりました。

その話は長くなりそうなので、次回以降に。

 

トラックレースが一般に向かない理由は、

「トラック専用機材が必要だから」

 

最近では、ロードバイクでも乗れる機会を競輪場、自転車競技場でも設けているようですが、何がネックになるかというと、BBハンガー(BB下がり幅呼ばれる地面からのBBの位置)の低さです。

バンク角が浅ければ問題無いとは思いますが、フレームが小さい、クランクが長い、Qファクターが広い等のセッティングの自転車で、車体を振ってダンシングしたり、アウトに避ける時、バンクの上部=高い位置の走行中や減速時に車体を立ててコーナーを回る際に、ペダルが路面に引っかかり落車する可能性があります。

壁みたいなバンクの一番高いところで落車したら、滑り落ちてきますよ!

それもサンドペーパーの様なコンクリートの路面・・・

 

ロードでもある程度のスピードが出ますが、ピストだと比較的簡単にその速度は出ます。なので、ピストをオススメ!

(ピスト特有のジオメトリ、直結されている感覚には慣れなければなりませんが・・・)

 

本当に速さを求めようと思ったら、ブレーキ台座も最初から無い競技専用車両になるので、公道はもちろん法律的に乗れません。

ロード練ができるようにブレーキ台座があるものにしても、結果、レースのために外したりするのは面倒ですし、値段など実用性等を含めロードバイクの方がいい部分はたくさんあります。

となると、トラックに頻繁に通うか、ローラーしかないので、これはちょっと割に合いません。

なので、競技者以外では、コレクターの方にしか、完全競技車両は到底オススメできるものではありません。

 

もし、運が良ければ全部中古でクロモリであれば10万~15万円程度でNJS品が組み上げられる様ですので、興味があればレースやってる系の、特に競輪畑上がりの自転車屋さんに聞いてみてはいかがでしょうか?

ローラー台でのぶん回しやバンクを駆け抜ける爽快感は、えも言えわれぬ感覚ですよ!

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