低強度革命

三寒四温といいますが、一向に暖かい日が感じられません。

雪もちらつき、雪国のつらさが身に沁みます。

昼間は中途半端に暖かいので雪は解けるのですが、夜になると路面凍結であまりに危険なので、最近ジョギングもできなくなってしまいました。

室内でのローラーやwattbikeもいいけど、家にはローラーが無いし、職場の倉庫にあるwattbikeは環境が寒すぎて+風洞負荷上げると風が寒いという致命的な欠点があります。

まあ、低温の方が持久系には有利に働くと言われますから、やればいいのでしょうけど・・・仕事終わったら職場から一刻も早く離れたいのが人の心情でしょう。

そんな中できることといえば、スイムです。

なんだかんだで、ウエイトとスイムで週4日もジムに通っています。

低強度でスイムをすれば、思った以上に距離が稼げることがわかりました。間に2-3分の短い休憩を入れて1時間以上泳ぐことも抵抗が無くなってきました。

でも、泳速度が遅いため結局1時間で2500~3000mしか泳いでませんが・・・

スイムやってた人なら2倍の距離行くのだろうな・・・とか思いながらそれでもワンストロークでどうやって速くなるかを考えてます。

コウタより非力なはずの女子中学生の競泳選手が高い速度で泳いでるところを見ると、どうやら筋力だけでない様子。

 

とにかく今は速く泳ぐことよりも、マイレージと仕事量を稼いで脂肪を減らすことと有気的持久力の向上が第一目的なので、ひたすら泳ぐしかないのです。

 

昨今のトップのマラソン選手は、LTより低強度でのトレーニングが全体の7割にも及ぶという研究があるので、低強度であればあるほど遅筋繊維しか使わず、長時間駆動させることになるので、持久系にはいいのかなーなんて思っています。

逆に、その強度で長時間の運動をすると、力の発揮やフォームがその強度の(楽な≒だらけた)ものが固定される可能性があるので、フォームの意識と、リズムや力感のイメージを保つ必要があります。

まあ、でも速筋繊維が動員されていない強度であれば、ウエイトその他の方法でパワー出せる基礎を作っておけば、仮に低強度で悪いフォームが身についたとしても、パワー出せば一瞬で吹き飛ぶ気もしますけれども・・・

レース近くなってきたら考えようと思います。(今年出るレースは決まってない)

連日の様に長時間泳いでいるおかげか、脂肪が少なくなってきました。

筋肉は何故か増えているので、体重は変わらず・・・

腰回りの脂肪が落ちにくい・・・

 

持久力も付いてきた気がします。

 

低強度でのトレーニングが一般には向かない理由は、

「主に気持ちのコントロールが難しいから」

 

強度自体はダラダラやっていいトレーニングなのですが、フォームは意識しなければならないし、余裕があるので上げたくなったり、感覚を追いかけてしまい、変なフォームやスピードが上がってしまったり、長時間が我慢できずにペースをあげてしまったり、途中でやめてしまったり・・・

持久系種目に一番必要な能力は、自制する能力だと思います。

 

裏を返せば、容易にフォームが意識できるので、技術要点だけに意識を向けて、半目でボーッとしながら、ゆっくり、ダラダラ時間を忘れて距離を稼げばいいだけなので、本当に気負う必要はありません。

逆に、低強度で目を見開いて、やる気になってしまうと、精神的に疲れ、ペースアップなどから目的から外れる可能性があります。

低強度は疲労感があってもできて、本当に低強度で実施できれば逆にスッキリすることもわかりました。

低強度のトレーニングが見直されてもよいかもしれませんね。

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