自転車のペダリングで膝が痛くなるホントの理由 その2

レースまであと40日切ったか~

見た目も多少絞れて、体重もわずかに減り始めたのですが、エネルギー不足か眠いです。(単に睡眠不足か?)

 

その1 から時間が経ってしまいましたが(忘れてた)続きの その2 を書こうかなと思います。

前回は、膝が痛くなる要因のひとつとして「足部が弱くて内反傾向にある」ということを言いました。(小指側に体重が乗っている状態)

 

土台がしっかりしていないから膝がぶれて、それがねじれを生むというのが原理でしたが、そのねじれを発生させない方法は言及していませんでした。

ねじれをゼロにする方法、それは 「筋をほぐす」 ことです。

 

脚の構造上、二関節筋や多関節筋が多くなっています。それが立体的に走行しているので、単に収縮しても、ねじれの力が発生してしまうのです。

こればかりは、構造上どうしても発生するのですが、各筋肉がちゃんと機能(主動と拮抗がスムーズ、筋肉どうしの動きが連動)していれば負担は減ります。

 

筋は常に自動調整されてますので、固いと無意識に(勝手に)動きが変わります。

いつもと同じ意識をしているのに何故か動きがしっくりこない、いい感じがしない、制御できないという場合には、意識や技術といったソフトウエアの問題ではなく、筋・神経系のハードウエアの問題であることが多いです。

 

更に問題なのが、バイク(自転車)で使う筋肉というのは、身体の中でも比較的大きな筋肉であり、出力もさることながら耐久力もあるということです。

筋が固まったとしても、そこまで痛みや違和感が出るわけではありません。

なので、筋が多少固くなって出力や耐久力が下がっても気づかなかったり、気づいたとしても今日は調子が悪いのだで済まされる可能性が高いのです。

 

逆に、筋が固まっているのを明らかに感じる、あるいは痛いというレベルまで行ってしまった場合、それは危険領域に入っているので、行くところまで行ってしまっているということでしょう。

 

膝関節は、関節も筋も比較的強固な構造をしているので、なかなか痛みが出ないはずなのですが、上記のような状態になってくると、関節VS.筋の対決は、関節の方が負担がダイレクトにかかりやすいので負けがちです。

 

サイクリストは、とにかく遠くへ!速く走りたい!峠最速になりたい!そう思って日夜ハードに走ると思います。

ところが、そうこう(走行)しているうちに、回復やケアを摩耗が上回り、いつのまにか歪んだ使い方、一部に頼った使い方をしていき、体が痛むようになるのです。

主に出てくるのが、腰と膝なのですが、構造上は腰の方が強いので、動きの自由度が高い膝の方が振り回されて痛みが出やすいのです。

 

まとめると、

・膝は比較的強い構造をしている。

・その痛みが出るのは、歪んだ使い方になっているということである。

・歪んだ使い方になるのは、筋力不足や技術不足だけでなく、筋の張りのアンバランスからくる。

・痛みが出るようであれば、行くところまで行っている。原因はケア不足。

ということです。

 

昔、職場の同僚に言われた一言が印象的で、核心を突いていたので皆さんに送ります。

「まだいけるはもう危ない」

 

トライアスロンが一般に向かない理由は、

「過激化していくから」

 

トライアスロンを初心者が始めるのには何が必要か?

にも書きましたが、トライアスロンに必要なのは自制と自律です。

もっと言えば、アスリートや社会人に必要なのがそれです。

 

本番で驚くような記録を出すためには、目標から計画された日々のトレーニングを理由や確信を持ってこなすことが必要です。

トレーニングで実施したこと以上は絶対できませんし、しっかりと考えられて計画されていれば(されていても)、大抵の場合、実施されたトレーニングはそれより下回ることの方が多いのです。

 

根拠もなく、まだいける!というのは、もう危ない人になっているかもしれないですね。

痛みは体の危険信号ですよ。

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