先週は忙しくて、週末は出張で、週明けは出張の事後処理で・・・
なかなか忙しい。(更新できていない言い訳)
そんな中でもトレーニングは程よく実施。
夏に調子がよく崩れる原因がなんとなくわかってきたので、対策をしてます。
どんな対策かというと、「グリコーゲンが枯渇しないようにすること。」
何故かというと、グリコーゲンは
1:エネルギーである
2:強度が上がるにしたがって使用率(量)が上がる
3:保水作用がある
といった作用があります。
年中必要であることは間違いないのですが、こと夏には3の保水作用が大事になってきます。なぜならば汗をかくから。
運動中に水を飲んでも、体水分量の減少スピードを遅らせる可能性はあっても、増やすことはありません。(運動強度に依る)
水分が枯渇すると、熱中症様の症状を呈するので中枢神経系が疲労する。すると食欲が減る→グリコーゲン枯渇というサイクルがスタートしてしまいます。
グリコーゲンが枯渇すると、無酸素性運動の強度や持続時間が減ります。
追い込みやすいというよりは、追い込まれやすくなるのですね。
高強度は熱を発する(多量の発汗) + グリコーゲンの消費が大きい
= 水分が一気に減る
→熱中症様症状を呈するので中枢神経系が疲労する。
これが繰り返されて調子が上がらなくなります。
夏バテの原因は以上のような発生機序ではないか? と考えています。
最近は、低強度多量のトレーニングにシフトして、エネルギー供給を脂肪メインにするようにして、なるべく時間を行くようにしてます。
勿論、少しLT~OBLAの領域では少なからずグリコーゲンを消費するのですが、まあ、追い込みすぎなければ・・・
ゆっくり行くことで、技術要点に集中して改善したり、トライしたりできるので、なかなか悪いことばかりではありません。(今のところ楽しい)
暑熱環境にいるだけでもエネルギーを使うので、グリコーゲンが枯渇しやすい状況もあります。
とにかくご飯をいっぱい食べて、エネルギー供給を絶やさないようにすることが大事です。
暑熱順化という作用もあります。
暑熱環境下で7~10日、20分程度の軽運動をすると、熱に対する耐性が付くそうです。
たぶん、コウタも順化してきたのだと思います。
減量との兼ね合いですが、食事として入れるのは十分な量(内容はそれほど気にしなくてよい)、消費は脂肪メインで大量のエネルギーとなれば、うまく減量できると思います。
暴飲暴食がよいという意味ではありませんが、塩分を気にしたり、栄養素やエネルギーのバランスを気にすると、需要の変化に対応できず、いつの間にかどれかが不足して、結果としてバランスが崩れる可能性があります。
病気でコントロールしなければならない人は当然、コントロールしなければなりませんが。(食う心配してるなら動け!)
夏の食事は、体内に常に少し在庫を多めにとっておくイメージで多めに食べて、いっぱい動くことで消費することが大事なのだと負います。
実際に、漸く80kgを割り始めて、でも筋肉は増えて、どうにかレースには間に合いそうな気がしてきました。
トライアスロンが一般に向かない理由は、
「暑かろうがトレーニングをしなければならないから」
涼しい時間帯にトレーニングするのもよいですが、高強度で過激にやらなければ暑さ対策をしてゆっくりトレーニングするのもレース対策として必要かもしれません。
少なくとも、サウナでじっとしているよりは断然マシなはずです。