ライディングフォームとペダリング その2

土日とバイクで50km、40kmと、持久系の諸先輩からしたら大した距離ではないのですが乗ってきました。

(マイルを稼ぐことと、中身のどちらがが重要か・・・)

 

とにかく、脂肪を消費しなければならないので、ダラ乗りするほかなく、強度も上げてはいけないので、必然的にライティングフォームとペダリングを考えることに。

 

まあ、読者の皆様もかなり気になるようなので実感を説明してみます。

 

あ、その1はこちら↓↓

ライディングフォームとペダリング

 

物珍しいトピックがあるのかって期待してるでしょ??

それでは本題。

 

 

「ライディングフォームとペダリングはシーンによっていろいろ変わる」

 

はっ?( ゚Д゚)?

そんなの当り前じゃん? って思った?

それとも、なるほどそうか! って思った?

 

当り前と思ったアナタ!

では、なぜ、教科書通りのライディングフォームがいいとされているのか説明してください!

 

なるほどそうか!と思ったアナタ!

教科書をよく読んでるのですね~

 

前回のその1としてコウタは「スクワット姿勢のフォームが踏むには一番だ!」と書きました。

ケイデンスを下げて、上死点のクリアをうまくすれば、効率が上がると。

タイヤの回転が高いまま、トルクが上がれば、タイヤが地面を蹴る力が強くなるから、加速もよくなるし、スピードも上がる。

ペダルの回転スピードも遅くなるので、意識しやすくなって、無駄踏みが無くなる。

そういった理論でした。

 

しかし、トレーニング結果を見ても、ペダリング効率はそんなに良くありません。

勿論、技術習熟の問題もあろうと思いますが。。。

 

なので、今回のダラ乗りでは、踏まないで回すようにしてみました。

わかったことは、大きく2つ

 

1:軽いギアを回すなら、骨盤が立って気持ち前目に乗る方が楽。

2:重いギアを踏まないでゆっくり回す(低ケイデンスでトルクをあまりかけない)なら、骨盤を前傾して後ろ目に乗るのが楽。

 

これらを逆にした場合は、極端に疲労しやすいこともわかりました。つまり、

3:骨盤を立てて前目に乗って踏もうとするときつい

4:骨盤を前傾して軽いギアを速く回そうとするときつい

 

順を追って説明すると、

1:骨盤が立つと、足だけで処理できるので回転がしやすくなる。さらに、軽いギアなら踏む必要がないので、足でリズムを取るだけでよいので、さらに回しやすくなる。

2:骨盤を前傾して後ろ目に乗ると、おなじみのスクワット姿勢になる。踏もうとしなくても、体重が掛かるので、ゆっくりなら体力の消耗が少ない。

3:骨盤を立てて前目に乗って踏もうとすると、膝関節伸展が強調されて、前モモがきつくなる。

4:骨盤を前傾して、速く回そうとすると、体重が掛からないでペダルがスコンと抜けてしまうので、追いつかせようとすると全身のリズムがうまくいかない、あるいは、引きを速くするのに膝関節の屈曲が強調されてハムがつりやすくなる。

 

という仕組みでした。

コウタ的にはここでいう回すとは、80rpm以上です。ゆっくりは60~70rpm。(どんだけ遅いんだよ。。。とお思いでしょうが、クランク長によりますが、全開で回せば、200は軽く回ります。ちなみに、今のクランクは172.5mmだからそこまでまわらない。)

持久系の諸先輩方は10~20rpmくらい高いと思ってた方がしっくりくると思います。

 

単純化すると、骨盤の前後傾問題は、

A「回すなら立てる、ただし踏む動きをしてはいけない。

B「踏むなら前傾、ただし回転が極端に高くなると予想される場合はギアを上げるか、Aに切り替えて回す。

 

ということになります。

回すと踏むは両立しないのですね。。。

 

仕事量=力×速度だから、同じワッテージなら、組み合わせは無限で反比例だし。

 

仕事量を増やすにはどうしたらよいか?

トルクは上がらないが回転が上げられればトルクは維持して回転だけ上げる。→A戦法

回転は上がらないがトルクは上がる場合、回転は維持してトルクだけ上げる。→B戦法

いずれにしても、パワー発揮とエネルギー代謝効率の変曲点をどこで取るかが問題になってくると思います。

これ以上速く⇔遅くあるいはこれ以上強く⇔弱くする、動きのわりにパワー発揮が悪い、エネルギーが間に合わない、といったことで効率が落ちる)

 

で、骨盤を立てると、猫背にしやすくなるし、肩も上がりやすい。(足はいいけど肩・首はこる)

一方、骨盤を前傾すると、背中をまっすぐ~反りやすく、前が見やすくなる。(肩甲骨を下制かつ内転できないと背中が痛くなるし踏めない)

 

という、上半身との連動の問題が出てくる。

当然、柔軟性、筋力、疲労状態によって、これらが複雑に出てくる。

 

すると、どれがいいかは、その時の条件下での「最適解」となるので、一概に立てろ、寝せろ、踏め、回せ、伏せろ、起こせは言えなくなります。

 

なので、ラストスパートは、「いっけーーー!負けるなー!!」が最適だと思いますwww

 

ということで、

「ライディングフォームとペダリングはシーンによっていろいろ変わる」

ので、無意識に(消極的な選択として)選択されているモノが心身共に一番楽だということです。

※楽だというだけで、効率がいいとは別です。

 

調子がよかろうと、悪かろうと、機械的効率を落とさないように漕がなければいけないので、常にポイントを押さえて漕ぐ必要があります。

そのポイントは、回すか、踏むかの大きく2択、それをどのケイデンスでやるかだけです。

 

当然、長い距離を行く中では、回したり踏んだりするのは非常に細かく切り替わります。

教科書通りの、骨盤立て~の、90rpm以上でなくとも、それをした時より速く走れればそれでいいのです。

いろいろ試してみてはいかがでしょうか?

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