持久系種目、こと長距離走と自転車では、すっかりおなじみのフレーズ
L・S・D!
知らない人も多いので、説明すると
LongをSlowでDistanceを行くTrainingなんですよ(ルー大柴ではない)
低強度で長時間行うことで、遅筋繊維に負荷をかけて、ミトコンドリアや毛細血管、そしてメンタルを鍛えようと言うトレーニングです。
端的に言えば、「意識があるので非常につまらないトレーニングの一種」です。
体力トレーニングとしては、非常に長時間にわたり、強度的には楽なのですがとにかく時間が長いので、そっちがきつい印象です。
その割、即効性もないので、現役で中距離のトレーニングとして実施してた時も、ある意味苦痛でした。
強度=スピードレンジも低く、フォームがレースの時と違うため、体力と引き換えにフォームを崩してしまい、持久力の向上と効率の低下で差し引きゼロみたいな事もあるので、是非が問われます。
なので、「ゆっくり走りながらも、高速での技術的なことをイメージしながら、LSDを取り組むとよい」と思います。
意識もはっきりしながらできるので、考える時間にも向いてます。
呼吸とリズムに合わせて没頭し始めると気分は禅です。無になります。
時間が経てばだんだんハイになります。
そうです「ランナーズ・ハイ」です。
調子よく飛ばしてれば、1時間もしない内に「ランナーズ・灰」になるところが、LSDではあまりなりません。(ならないとは言っていない)
嫌なことがあったら走りましょう。
できるだけゆっくり。
LSDには多幸感もあります。
時間があれば色んな場所でやったり、LSDを利用して出かけてみましょう。
LSDはトリップもできます。
LSDの魅力を知れば、ハマって抜け出せません。
LSDには中毒性もあります。
長距離選手は、LSDを用いないと、持久力が維持できません。
持久系トレーニングはLSDに依存してきます。
LSDは薬ではありません。
やったからって、いい影響ばかりがあるとは限りません。
用法、用量を守って正しくお使いください。
最後に、LSDは覚せい剤とは違います。
安心してご利用ください。
LSDが一般には向かない理由は、
「特にありません」
むしろ初心者向けであると思います。
今日は15km 90’ @6’30/kmでLSDをしました。
心拍数は140-150pmくらい。
ノントラブルでしたが、靴擦れができてしまった。
ペースは大事。 坂東は英二。