いつもと違うGWも終わり、でもいつもと違う日常に戻りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
天気も良く、暇も限界を超えてきたころかと思います。
家にこもって自分を見つめなおす時間が増えて、やりたいことが様々できたことでしょう。
「いや、ないね。」って人は、大型二種免許の一発試験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?笑
その第5弾で本試験を合格した後の話です。
合格して「はい、免許」とならないのが面倒な所です。
どういうことかというと、「取得時講習」というものがあります。
路上審査に合格すると、講習料金の収入証紙を購入して(取得時講習:18,600円、応急救護:8,400円の合計27,000円)、作成された書類を持って公認教習所で「旅客運送に関する講習」を受けます。
これが意外と面倒くさいのですが、内容としては以下の通りです。
《旅客車講習》
・運転に係る危険の予測
・夜間や悪条件下での運転
・子供、高齢者、身体の不自由な方への対応
《応急救護処置講習》
・応急救護処置の基礎知識
・応急救護の実技(心肺蘇生法、止血法等)
項目は上記の5項目についてですが、これがなんと! 合計12時間(コマ)の授業を受けなければなりません!
ちなみに、中型二種、普通二種を持っている人は上記講習が免除になり、「合格!ハイ免許!」となるそう。
医師、歯科医師、保健師、助産師、看護師、准看護師又は救急救命士は応急救護処置講習の免除となるそうです。
※ほかにも応急救護の免除対象はあるみたいですが、自分で調べて窓口に相談してみてください笑
コウタの場合、いきなり大型二種を受験して医療従事者でもないので、みっちり12時間の講習を受けました。
合格した日に合格の報告を兼ねて路上練習をさせてくださった教習所に相談したところ、融通を聞かせてくれて、合格した次の日と3日後に講習を受けることができ、4日後に免許が発行されました。
なので、路上練習の時に取得時講習が受けられそうな日程を聞いたり相談したりしておくのが良いと思います。(大抵、いつ受かるかわからないからね~的な対応をされますが・・・)
改めて細かい内容について説明しましょう。
危険予測と悪条件下、夜間の運転はPS2くらいのポリゴンで酔いそうなシミュレーターを各1時間(計2時間) ※タクシーで目が死んでいる女の人を乗せて、夜や雪なのに半袖で短パンで飛び出してくる子供や酔っ払いを避けるホラーゲーム笑
危険予測は他にも実車に乗って運転して、「あの道ではどういう事が想定され、どうやって未然防止するか?」などのディスカッションをします。
身体に障がいがある者への対応として、車椅子の扱いや補助、介助の方法を、目隠しなどで体験する実習です。
応急救護は、その方法のビデオを見てから、おなじみの人形に人工呼吸と心臓マッサージを施し、AED(自動体外式除細動器)の取扱、三角巾の使い方などを学びます。
はっきり言って、「恥ずかしいけど複数人でやった方がまだマシ」です。
当然、真面目受けていたのですが、コウタ一人だったために教官も時間を持て余し、教官の事故目撃談、体験談などを交えながら「イイ感じ」にやっていただきました。
ちょうどコロナの急拡大時期でしたので、人工呼吸の練習はだ液から感染のリスクがあるということで、やり方の説明だけで実際にはやりませんでした。
コウタは休みを使って丸2日を朝から夕方まで受講して終わらせることができましたが、もしお仕事などで時間の制限がある場合は、教習所の予定などもあるので結構な時間がかかる可能性があります。
取得時講習が一般には向かない理由は、
「大事なことだけど結構手間だから」
未然防止の運転をしていても事故などで「その時」に遭遇するのは突然やってきます。 なのですぐにある程度のことはできなければなりません。 当事者なら特にパニックになることもあるでしょう。
キングオブ運転免許である大型二種を取得したら、やっぱり相応しい運転や対応というのも身に着けておくのが、キング・クイーンの嗜みであると思います。
完璧な対応は難しくとも、プロである救急車、警察を少しでも早く到着させ、到着するまでにできることは少しでもできておきたいものです。
面倒くさいと感じる講習ですが、「起きたときには対応できるように」と思って受講すればまた新たな発見があるかもしれません。
「あなたに起こるのは明日かもしれません・・・」