中型自動車運転免許の限定解除に行った話 の中で法規走行の難しさはいろいろ語ってきましたので、そちらを参照してほしいのですが、けん引免許では方向転換の陰に隠れて法規走行を忘れがちです。
やっぱ法規走行の方が難しい!
ま、やることは変わらないのですが、コウタが陥った落とし穴を紹介しましょう。
コウタのハマった落とし穴 お品書き
- 見通しの悪い交差点での左折
- 踏切
- 方向転換(バック)
- 交差点での安全確認
まず、陥ったのが、「見通しの悪い交差点での左折」です。
これは、合格した際に試験官が言っていたのですが、
見通しの悪い交差点は「寄せすぎると側方間隔不保持で減点-20! 空けすぎると大回りで減点-5」
になるので、難しいけども30センチ程度をしっかりとキープする意識をしていくのが良いでしょう。 仮に大回りしても-5なので、寄せすぎよりはいいと言えます。
※コウタは大回り減点5されました。
次に陥ったのは「踏切」です。
コウタの受けた試験場では、踏切にほんのわずか、本当に微妙な傾斜がついており、なんの気なしに発進しようとすると後退してしまうのです。
けん引免許を取りに行った話 本編 その1 でフワッと書いておいた踏切の傾斜の確認はそのせいです。
特に2速発進をすると、案外下がってしまいます。 下がってしまった時には「逆行小」となり減点10、結構下がった時には減点20。
30センチ以内が逆行小だそうです。 逆行中はそれ以上かな?というところです。
これはとてももったいない! しっかりとサイドブレーキを使って、1速で確実に発進しましょう。
※コウタは不合格だった試験で逆行小を1回取られました。
3つ目に陥ったのは、「方向転換(バック)」です。
方向転換の失敗ではありません。
なんと、バックの際に周囲の確認不足で減点10! 勿論、バックギアに入れて、動く前に後方を確認不足というわけではありません。
下がっている際に、トレーラーの動きが気になって一点を注視してしてしまい、周囲の確認が不足したということで、減点されました。
これは本当に不本意だったのですが・・・トレーラーの角度を確認したり、挙動を確認するのにそりゃ見ますよ・・・一点を・・・
最後に陥ったのは、「交差点での安全確認」です。
一発試験を受験する人が少ない試験場で、特に場内での試験の場合、対向車は他の試験車両となります。まあ、試験官が大きい車を優先してくれることが多いので他の試験車両がいたとしても、さして問題はないでしょう。
しかし、「ほかの車両が来ない」というところに、落とし穴があります。
信号のある交差点に入る前に左右をみて、 青で進入して曲がったところ、減点されました。
他の車両が来ないけど 、試験なので一応、安全確認をするというところはよかったのですが、なんと、減点されたのは、
交差点内での左右確認や横断歩道をの手前で歩行者の有無を確認する動作が無いといけないそうです。
右左折が徐行というところもポイントで、左折に比べて右折は「ぐいーーーん」と一気に行ってしまいがちです。
その交差点、横断歩道に他車、他者がいないかを左右確認するのがとても大切になってきます。
直進でも大きめの交差点や路地などで少し目線や顔を向けて、飛び出しなどが無いか積極的に発見しに行くというこもまた、大切です。
これはトレーラーじゃなくても、普通に運転しているときに練習ができます。加えて、実際にとても安全に効果的だということが言えます。
交差点や路地から突っ込んでくる車は多く、横断歩道では特に自転車の突っ込みが激しいため、発見が遅れたときには引っ掛けてしまうことが多いので、そういうのを察知することができます。
かといって、キョロキョロしすぎると、前方不注意を取られますが・・・
適切なタイミングで適切な動作をしましょう。
法規走行が一般に向かない理由は、
減点の取り方がいっぱいあるから!
いやもちろん、アラ(減点ポイント)を探して意地悪しているわけじゃないと思いますが、教科書通りでない、言わば中途半端な動作や運転が減点のポイントとして見られてしまうわけです。
上に書いた落とし穴は、試験が終わって不合格だと理不尽に感じるかもしれませんが、対策をして明確な動作をすれば防げる減点です。
しかも、減点が大きい。 ただでさえ方向転換が難しくて、折角成功したとしても、法規走行での減点をしてしまうと結局は合格できませんので、他での減点はなるべく避けたい。
試験官のペンが動くのも、プレッシャーやモチベーションに関与してきますので、精神の安定を保つためにも、つまらないところで減点というのも避けたいところ。
テキストをよく読んで、普段の運転から見直し、イメージトレーニングをよくしましょうね!