2018年も過ぎようとしています。。。
お寒うございます。お元気ですか? 柴咲コウタです。
寒くなると運動も億劫になりまして、太る習慣が身につきやすいですが、そんなのとは対照に貧血防止の話ですwww
先日、駅伝強豪校の選手に対して、医師が鉄剤の注射を使用したというニュースが話題になりました。
「肝臓に悪いのはわかっていたが、試合前の一発が選手にとっては安堵感につながる」等と医師がメディアに答えたというらしいのですが・・・
鉄剤点滴が肝臓への負担が高いから使用しない方がよいということを知っていたにもかかわらず、少なからずパフォーマンス向上が期待できるということで、コーチに頼まれ、断れずに選手に使用したというこの問題・・・
各方面では、治療目的ではあるが、それには通常、血液検査の結果を受けて、フェリチンの値が低い場合に適用するが、その血液検査も実施せずに使用していたとのこと。
パフォーマンス向上を目的としていることからも、ドーピングではないが、ドーピングに似た行為でフェアでない可能性がある。とスポーツ庁がコメントしているそうで、事実上、ドーピングなのではないか?という認識になりそうです。
にしても「一発が安堵感をもたらす」なんて・・・つらいことから逃れるために覚醒剤に手を出すのと同じ理由じゃないか・・・
ドーピングの問題もそうですが、それ以前に、医師のコンプライアンスや倫理観に疑問が・・・
ま、大抵の場合、
「医師が断れなかった=(金銭的に)おいしい見返りがあった」
ということが多いようです。(今回は知らないけど。)
アスリートに限らず、一般でスポーツをやっている人、更には特にスポーツをしていなくても貧血になるリスクはあります。
貧血と言われると、鉄分だけが注目されがちですが・・・
コウタ的にはそんなことは無いと思ってます。
なぜならば、血液は媒介液だから。
どういうことかというと、体の機能を維持するために、鉄以外のものも全て運んでいるということです。
例えば、糖、ビタミン、水分、ミネラル、薬、ひいてはウイルスまで・・・
で、酸素を運ぶのが赤血球で、ばい菌やウイルスなどを殺すのが白血球です。
ここで考えるべきは、鉄分が不足しているという状況は、何が要因なのか?ということです。
基本的には、エネルギー不足がスタートになるようです。
エネルギー不足 →それでもエネルギーが必要 →エネルギーになる材料は!?
→糖、脂肪、たんぱく質だけど、食事制限やトレーニング過剰で不足
→それでも供給しなきゃ
→糖の次に供給が速いのは筋、その次脂肪
→長距離選手は筋も脂肪も元々少ない
→維持できない=貧血(鉄分不足)
という経路を辿って鉄欠乏性貧血が生じます。
鉄剤を処方されても、改善しない場合が多いです。
なぜならば、鉄だけ摂ったとしても、他の成分も不足している可能性が高く、体の機能を向上させるほどにはならないからです。
酸素が多く運ばれれば脂肪を分解してエネルギーを産生しますが、それを上回るエネルギー供給はできません。
上回る分は糖で補うのですが、根本的にそれも不足していれば補えません。
食事が不足していれば、たんぱく質も摂取が不足しているので、筋を作る事もできませんし、脂肪もが摂取が不足していれば脂溶性ビタミンやホルモンも分泌、供給することが難しく、造血、筋量の増加が出来ません。
つまり、鉄欠乏性貧血が生じたということは、要因が重なっていることが多いので、他の問題も新たに生じさせたり、他の問題で起きていて最終的に目に見える形になっているだけの事が多いです。
つまり、改善するにはその逆行程をするわけですから、なかなか改善しません。
しかし、根本的にエネルギー不足が要因ですので、省エネとエネルギー供給をすれば話は案外簡単であることが多いです。
まとまって休みを取って(省エネ)、しっかりとご飯をたべて(エネルギー供給)いれば治りは早いです。
どちらかと言えば、太っている人(省エネ&大食)には、血液の富栄養化が悪影響を及ぼしているので貧血など縁がなく、細い人程、貧血に困るのはそういうことです。
また、朝礼で貧血で倒れるとか、低血圧で寝起きが悪いだとかいうのは、実際にどれが要因かはわかっていないと思います。
朝ごはんを食べてこなかったから貧血や低血圧という説明は部分的しかできず、大抵の場合は低血糖症状、つまりエネルギー不足であり、それらが長期的(習慣)になると低血圧や貧血につながるのであり、「今日の朝ごはんを抜いただけ」では鉄欠乏性貧血とは言えないと思います。
血中に栄養分が不足しているという点では、栄養素が貧しい血ということでは貧血なのでしょうけど・・・
改善方法としては、糖尿病になるような習慣をしてみるのが良いでしょう。
甘いもの、高カロリー、肉、油脂をたらふく食べて!
なるべくグータラ、食っちゃ寝の生活をする!
そんなことしたら太るって??
貧血は痩せすぎ、ひいては飢餓状態の症状ですから・・・
アスリートがそれをするのは気が引けるとおもいますので、教科書的には「バランスの良い食事をしましょう。」となっているのです。
実際は、そんな状況じゃ食事も食べきれないほど疲れていると思いますので、まずはトレーニング内容を調整、減らすことの方が、大事ですが。
貧血の低下分を、ドーピングで補おうっていうのはナンセンスだと思いませんか?
学校の試験でカンニングをして90点の人が95点にしようとするのと、30点の人が50点しようとするのと、絶対評価はどっちが高いのでしょうか?
ま、そんな感じです笑
貧血防止とドーピングが一般に向かない理由は、
「ただの薬物乱用で、普通の事をちゃんとやっていれば必要ないレベルの話だから」
ファイト一発!
24時間戦えますか?
それ以前にやるべきことはいっぱいあって、普段からちゃんとしていない人がファイト一発をかけて24時間戦っても、大した処理できないのが現実です。
じゃあ、毎日8時間、3日しっかり仕事する方が、後先を考えると絶対効率的だとは思いませんか?
パフォーマンスという目先に囚われて、目先の不安を解消したい欲求から薬物に手を出す・・・
それって計画性と実行力の無さではないでしょうか?
トレーニングも同じことが言えると思います。
ドーピングは、ズルとかフェアじゃない以前に、自分は普通の事もしていないダメな人ですと宣言するようなものではないか?と思う柴咲コウタなのでした。
サプリメントはあくまでサプリだよ。
コウタオススメプロテイン↓
ト定番の理由は、アンチドーピング認証マークがついていることと、成分。
ビタミンも入っているから、これだけで十分。
そしてすぐ無くなるから大きいの。
クリスマスプレゼントにどうぞ(遅