もう9月も1/3過ぎですよ~
秋は一瞬で過ぎ去りそうな予感をしています。
お盆も終わり、年(度)の後半に向けて、少し忙しくなってきたところです。
さて、コウタの仕事はデスクワークですが、最近、デスクワークは健康に対してはダメだと実感しています。
海外では、連続して60分以上の着座は、健康を害するという風に常識になっているそうです。
確かに、立っているよりは楽である。
でも座っているだけで固まっていき、ほぐれない・・・
一生懸命ほぐしても、固まるスピードの方が速く・・・
果たして、着座姿勢というのは楽なのか?と疑問が湧いてきます。
今回は、そんな体の中でも、特にデスクワークで影響を受ける股関節の話。
股関節に関わる筋はとても多いです。
負荷も掛かり、可動性を担保したい関節である為に、構造的に安定させるためにも、強力であらゆる方向に動かせるように、多くの筋が関与するようになっています。
そして、まさに、この股関節の特徴がそのまま問題になってしまうのです。
股関節は、ランとバイクで出力デバイスとして大部分を占めます。その出力の大部分を担う筋は、デスクワークで固まる筋が大筋群であるがゆえに、ほぐすのも大変。まして、固まっていると、動きが相当渋い。
まるで、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるような状態です。
バイクと、ランの高い速度域やスプリント等では可動域がものを言いますが、ハムが固い、前屈がうまくできない、立位で骨盤が後傾してしまうなどという方は、実際は股関節前面の筋が固まっており、拮抗筋であるハムもまた伸張・短縮ができないということが多いです。
また、固まっていると、フォームが悪くなる、大筋群で負担しきれず弱い筋への負担が増える等が要因で、大抵の場合、ケガをしやすくなります。
デスクワークをしていると固まる代表的な筋は
大臀筋、中臀筋、腸骨筋、腸腰筋、腹筋、大胸筋、三角筋、僧帽筋です。
股関節だけじゃないじゃないか! と声が聞こえてきそうですが、股関節が固まると、それにより姿勢が制限され、他の部位へ飛び火します。
男性ですと座ると大抵の場合、脚を開いて、寝そべるような感じになると思います。
そうすると楽ですが、大腿部の外旋位で固定され、骨盤も後傾位になり、上体は猫背で、腰、背中、首、肩に負担が来やすくなります。
女性では、脚を閉じるかもしれませんが、どうしてもキーボード操作のために、肩が前へでると、首と肩が痛くなります。
骨盤を立てよう、あるいは前傾しようとすると、必然的に大腿部は内旋が必要になります。
ペダリングで膝が外へ出る人は、同時に上がりが悪く、深いエアロポジションを取ることができません。
筋が緩めば姿勢も取りやすくなります。
上記の筋肉、特に大腰筋と腸骨筋と大臀筋と中臀筋をほぐすと、いろいろと動作は楽になります。
こちらの本で筋の緩める位置を探してみては??(医学専門書って高いよな・・・)
股関節回りの筋は、1つが1つの動作に作用しているのではなく、1つの筋がいろんな作用をするところが問題をややこしくさせます。(例えば、中臀筋なんかは、股関節外転時に作用しますが、同時に外旋と伸展にも作用します。)
また、関節角度によっても、作用が逆転するなどの筋もあり、更に難しい問題が出てきます。
詳しく知りたい方はこちらの機能解剖学のバイブルをどうぞ! (やっぱ医学専門書って高いよな・・・)
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デスクワークが一般に向かない理由は、
「機能低下が著しいから」
重力を利用することは、体の為になるようです。
ともすると、体重が重いことは、実は筋トレに有利なんではないか?と考えています。
高負荷自重トレーニングは全身に重りを付けて生活するので、一挙手一投足がトレーニングになる!
そう考えると、筋トレには太るのも悪くないのかな?とか思ってしまいます。