もはや月一更新レベルまで落ちていますが、ここの所ちゃんとトレーニングを重ねております柴咲コウタです。
寒い寒いと言いながらも、週3~4回のスイムのトレーニングを重ねております。加えて、週2回のウエイトレーニング。
脂肪は確実に落ちているのですが、筋肉がどんどん付いているのでなかなか体重自体は減りません・・・
体重自体が減らないとランニングで脚がGood Bye(本当はBad Bye)してしまうので、走って下腿のローカル筋と共に地味に鍛えたいのですが・・・
雪で走れない! 北国と言えど、なんだよ例年になく豪雪じゃないか!!
自転車も乗れず、職場の倉庫にワットバイクがあるけれど、寒すぎとノー残業でみんな早く帰るので好奇の目で見られます・・・
上半身も鍛えたいので、結局はスイムでいいのですけどwww
最近では、スイムもゆったりと泳ぐことで時間も距離も簡単に稼げるようになりました。
VO2MAXの向上には遅筋繊維の発達が欠かせませんが、遅筋繊維を追い込む方法というのは結構至難の業で、とにかく長時間やるしかないのです。
「長時間やる→きつい→落とすしかない」という図式が簡単に構築されますが、この「きつい」に拍車を掛けるのが、
「LT~OBLAの領域が一番持久力が向上する」という理論です。
この領域は結構きついのですが、長時間・長距離持久系競技の人はこの領域のきつさがたまらなく好きらしい。(コウタは嫌い)
また、速筋の疲労・エネルギー枯渇がトレーニング時間の限界となってしまい、回復に時間が掛かったり、ダメージが多かったりするので、基礎を作るのにはあまり向いておりません。
試合期前~中のトレーニングには良いでしょう。
それを支持するように、最近の持久系の研究では、トップ選手では、シーズンを通してLT以下でのトレーニングがトータルのトレーニング量(時間)の7割になっており、レベルは高いがトップ選手でない競技者も、このトレーニングをすることで競技成績が向上したとの研究があります。
レース数が増えていることも影響しているとは思いますがね・・・
一方で、「LT以下の領域」というのは、俗にいう「ニコニコペース」と呼ばれる心拍130~140bpmあたりなので、飽きが来るのが難点です。
この様に、トレーニングについて色々と見てみると、長距離でよく昔言われた「LSD」が一番効果的ではないのか?と思ってしまいます。
そうすることで、距離も安全に稼げますし、距離神話もあながち間違いないらしいとも言えます。
スピードが無くなるという声が上がり、実際スピードが無くなったということが、LSDトレーニングが嫌われ、衰退した要因として挙げられていますが、それは別問題だと思います。
ウインドスプリント(通称流し)、坂ダッシュや筋トレ等、実施せず、LSDだけやっていれば、そらそうもなります。
最近では、流しっていう言葉も悪い気がします。
流してたら、手抜きにもなるので、本当に苦しい時にフォームが崩れて当然です。
いいフォームでも流してたら、レーススピードで崩れて当然です。
神経系、速筋の過負荷の為に、ほぼ全力のスプリントを100~200mくらいで何回も繰り返すことを勧めたいです。(できればジョグの後ではなく、単体のセッションのトレーニングとして)
捉え方を変えて、いいフォーム(特に中心付近)でLSDをすれば、技術練習が2時間とか4時間もできる話になります。
特に距離を増やすとケガが多い人には、勇気(と有気)を持って強度を下げて距離を増やしてほしいと思います。
ま、ケアやメンテナンスをしないとだめでしょうけど。
トライアスロンが一般には向かない理由は、
「3種目で統一した方針でやる必要があるから」
スイムは苦手だから、無駄な力で強度が上がっちゃう
バイクは好きだから、テンション上がって量も強度も上がっちゃう
ランは苦手だから、量が少なくなっちゃう
とならないように、3本柱だからこそ、同じ方針でやらないと全部が崩壊します。
原因不明の不調は、無意識に強度が上がりすぎながら量を稼いだため、過剰負荷での自律神経失調症でした。
皆さんもお気を付けて。